「風神雷神図屏風」といえば、3人の作者(俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一)がそれぞれ手掛けた3つの作品が有名ですが、これら3つの風神雷神図屏風の所蔵者や寄託先、展示情報などを紹介します。

3つの風神雷神図屛風の作者・所蔵など基本情報一覧

▼3つの有名な紙本著色風神雷神図
名称 文化財指定 作者 時代 所蔵者 寄託先 備考
風神雷神図屏風 国宝 俵屋宗達(たわらやそうたつ) 江戸時代 建仁寺(京都) 京都国立博物館 最も有名な風神雷神図屛風
風神雷神図屏風 重要文化財 尾形光琳(おがたこうりん) 江戸時代 東京国立博物館 俵屋宗達の風神雷神図を模写
風神雷神図屏風 重要文化財 酒井抱一(さかいほういつ) 江戸時代 出光美術館(東京) 尾形光琳の風神雷神図を模写

風神雷神図屛風【作者:俵屋宗達/国宝】は建仁寺や京都国立博物館で見られる?

国宝の風神雷神図屛風(作者・俵屋宗達)
画像:国宝の風神雷神図屛風(作者・俵屋宗達)

国宝指定されている俵屋宗達の風神雷神図屛風は、京都市にある建仁寺(けんにんじ)が所蔵していますが、京都国立博物館に寄託されています。

寄託とは、簡単に説明すると、「文化財の所有権を所蔵者に留めたまま、博物館(美術館)で保管・展示などを行うこと」です。

 

つまり、俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風は、建仁寺が所有権を保持していますが、通常は寄託先の京都国立博物館で保管されています。

そのため建仁寺へ行っても俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風を見ることはできません。

 

また、寄託先の京都国立博物館でも俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風は常設展示されているわけではなく、通常は一般の来館者が立ち入れない場所で保管されています。

寄託先の京都国立博物館へ行っても、いつでも見られるわけではないので、注意しましょう。

 

それなら俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風がいつ展示公開されるのか?というと、基本的に京都国立博物館をはじめとした博物館/美術館の特別展でしか公開されません。

俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風が展示公開された特別展を振り返ってみても、開催された時期が不定期なので、何年ごとに公開されるなどと明確に示すことはできません。

 

(これも不定期ですが期間限定で、俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風が建仁寺でも展示されたことはあります。

文化財が寄託先から所蔵者のもとに(物理的に)一時的に戻され、所蔵者のもとで期間限定で展示公開されることがあります。

これを「里帰り」展示などと呼びますが、俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風も、建仁寺に里帰りして展示されたことが過去にあるということです。)

風神雷神図屛風【作者:尾形光琳/重要文化財】は東京国立博物館で見られる?

重要文化財の風神雷神図屛風(作者・尾形光琳)
画像:重要文化財の風神雷神図屛風(作者・尾形光琳)

重要文化財に指定されている尾形光琳の風神雷神図屛風は、俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風を模写したものです。

尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風は、東京国立博物館が所蔵しています。

しかしながら東京国立博物館で、尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風は常設展示されているわけではなく、通常は一般の来館者が立ち入れない場所で保管されています。

所蔵している東京国立博物館へ行っても、いつでも見られるわけではないので注意しましょう。

 

尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風も東京国立博物館をはじめとした博物館/美術館で、期間限定で展示公開されることがあります。

風神雷神図屛風【作者:酒井抱一/重要文化財】は出光美術館で見られる?

重要文化財の風神雷神図屛風(作者・酒井抱一)
画像:重要文化財の風神雷神図屛風(作者・酒井抱一)

重要文化財に指定されている酒井抱一の風神雷神図屛風は、尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風を模写したものです。

酒井抱一の重要文化財・風神雷神図屛風は、東京にある出光美術館(いでみつびじゅつかん)が所蔵しています。

しかしながら出光美術館で、尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風は常設展示されているわけではなく、通常は一般の来館者が立ち入れない場所で保管されています。

所蔵している出光博物館へ行っても、いつでも見られるわけではないので注意しましょう。

(そもそも出光美術館は常設展示をしていない美術館で、年に6回ほど行われる特別展の開催期間以外は休館しています。)

 

酒井抱一の重要文化財・風神雷神図屛風も出光美術館をはじめとした博物館/美術館で、期間限定で展示公開されることがあります。

風神雷神図屏風2021年の展示公開場所や期間は?

前述の通り、3つの風神雷神図屛風

  1. 俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風
  2. 尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風
  3. 酒井抱一の重要文化財・風神雷神図屛風

はすべて、通常は非公開で、基本的に博物館/美術館の特別展で不定期に公開されるのみです。

 

2021年の風神雷神図屛風の展示公開情報を紹介します。

風神雷神図屛風【作者:俵屋宗達/国宝】は2021年の京都国立博物館の特別展「京の国宝」で展示公開

俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風は、京都国立博物館で開催の特別展「京(みやこ)の国宝―守り伝える日本のたから―」で展示公開されます。

この特別展の会期は、2021年7月24日(土)~9月12日(日)ですが、2021年5月28日発表の出品一覧・展示替予定表によると、

俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風は通期展示ではなく、2021年8月2日(火)~9月5日(日)のみの展示です。

 

ちなみに、俵屋宗達の国宝・風神雷神図屛風は、東京にあるアーティゾン美術館の特別展「琳派と印象派 東⻄都市文化が生んだ美術」でも展示公開されました。

(特別展の会期2020年11月14日(土)~2021年1月24日(日)のうち、後期2020年12月22日(火)~ 2021年1月24日(日)のみの展示でした。)

風神雷神図屛風【作者:尾形光琳/重要文化財】の2021年の展示情報は未確認

尾形光琳の重要文化財・風神雷神図屛風の、2021年の展示情報は未確認。

所蔵している東京国立博物館の公式サイトの展示情報を確認しても、次に展示される期間を確認できませんでした。

風神雷神図屛風【作者:酒井抱一/重要文化財】は2021年の展示情報は未確認

酒井抱一の重要文化財・風神雷神図屛風の、2021年の展示情報は未確認。

所蔵している出光美術館の公式サイトの展示情報を確認しても、次に展示される期間を確認できませんでした。