U-NEXTの特徴や機能の説明をしているほか、長所・短所をそれぞれまとめています。
目次
U-NEXTとは?
U-NEXTは、ほかの動画配信サービスと比較して配信している動画数が多く、その数は約13万本です。
配信している動画のジャンルも多岐にわたります。
月額料金は高い?
U-NEXTには、下記の2つの料金プランがあります。
- ビデオ見放題サービス
- ビデオ見放題サービス1490
このうち無料トライアルが実施されているのは「ビデオ見放題サービス」のみです。
はじめて登録する人は「ビデオ見放題サービス」に登録することになるので、この記事では「ビデオ見放題サービス」について説明します。
ビデオ見放題サービスの月額料金は税込2,189円です。
動画配信サービスの月額料金の相場は、400円~2,000円ぐらいなので、U-NEXTは他のサービスと比較すると高めです。
しかしながら、
- 動画の配信数の多い
- 子アカウントを作成して同時視聴できる
- 毎月1,200分のポイントが付与される
など、月額料金の高さを補う長所もあります。
見放題作品と都度課金作品がある
U-NEXTで配信されている動画は、
- 見放題作品
- 都度課金作品
があります。
見放題作品は、月額料金2,189円(税込)のほかに課金せずに視聴できる作品。
見放題作品は何本見ても追加料金を請求されません。
それに対して都度課金作品は、月額料金とは別に、視聴するために個別課金が必要な作品です。
U-NEXTの配信動画は全部で13万本を超えます(2018年10月時点)。
見放題作品は8万本以上。
都度課金作品は5万本以上で、都度課金の場合、レンタルするか購入して視聴することになります。
レンタルは視聴期限があって、視聴期限内であれば何度でも視聴できますが、期限が過ぎると視聴できなくなります。
それに対して購入は視聴期限がありませんが、レンタルに比べると料金が高いです。

レンタルと購入のどちらでもできる作品もあれば、どちらか一方のみしかできないものもあり、作品によって異なります。
U-NEXTの都度課金作品のほとんどは、レンタルのみ可能です。
U-NEXTの無料トライアルに登録すると、月額料金の支払いをせずに31日間利用できるので、見放題動画は何本でもタダで視聴できます。
ですが都度課金作品を視聴する場合は、無料トライアル期間であってもレンタル料金分(あるいは購入料金分)は課金しなければなりません。
配信動画のジャンルは多岐にわたる
U-NEXTでは、様々なジャンルの動画を視聴できます。
配信動画の数やレンタル料金をジャンルごとに検索して表にまとめました。
動画カテゴリー | レンタル料金 税込 | 全作品件数 | 見放題件数 | 都度課金件数 |
---|---|---|---|---|
洋画 | 108〜1,000円 | 4307 | 3293 | 1014 |
邦画 | 108〜1,300円 | 3040 | 2658 | 381 |
海外ドラマ | 162〜500円 | 643 | 374 | 269 |
韓国・アジアドラマ | 108〜540円 | 813 | 735 | 76 |
国内ドラマ | 108〜432円 | 849 | 507 | 341 |
アニメ | 54〜1,404円 | 2317 | 1951 | 365 |
キッズ | 108〜540円 | 1302 | 1173 | 129 |
ドキュメンタリー | 108〜540円 | 463 | 218 | 243 |
音楽作品 | 432〜540円 | 135 | 129 | 6 |
バラエティー | 108〜540円 | 1459 | 1349 | 108 |
※上記は2018年10月29日に調べた情報です。
動画ラインナップは一定ではなく変動します。
レンタル料金も一定ではなく、新しいものほど高い傾向にあります。
「全作品件数」は該当するカテゴリーに含まれる全作品の件数です。
「見放題件数」は「作品件数」のうち見放題の作品の件数で、「ポイント件数」は「作品件数」のうち視聴にレンタル料金が必要な作品の件数です。
一部のカテゴリーでは、なぜか 全作品件数 = 見放題件数 + 都度課金件数 になりません。
ですが、調べた時に表示されたとおりの件数を上の表には記入しています。
全カテゴリーを合わせると、約8割が見放題・約2割がレンタル作品となります。
見放題作品の比率が高く、レンタル作品の割合は低めといえます。
上記の表について補足です。
表のなかで「作品件数」を記載していますが、複数の動画カテゴリーに重複して含まれている作品もあります。
ここでの「洋画」とは、日本以外の海外の映画のことで、韓国の映画やそのほかのアジアの映画を含みます。
「ディズニー」や「ムーミン」など実写以外の海外の映画も含まれています。
「邦画」は日本の映画全般ということで、アニメや特撮の劇場版も含みます。
「国内ドラマ」にも特撮が含まれています。
「アニメ」はテレビアニメ以外に劇場版やOVAも含みますし、国内・海外どちらも作品も含んでいます。
アニメのレンタル料金は、”54円〜1,404円” と記載していますが、テレビアニメは1話分の料金は、108円か216円である場合がほとんどです。
高いものは、劇場版が多く、やはり新しい作品ほど高い傾向にあります。
「ドキュメンタリー」で都度課金動画のほどんどは、NHKドキュメンタリーです。
70誌以上の雑誌読み放題
U-NEXTでは、70誌を超える雑誌が読み放題です。
雑誌は電子書籍の形式でスマートフォンやパソコンで読みます。
何冊読んでも追加料金なしです。
有料会員は月額料金の支払いが必要ですが、月額料金の支払い不要で利用できる無料トライアルだと、タダで読み放題。
電子の書籍や漫画も読める
U-NEXTでは、電子書籍や電子の漫画を読むこともできます。
無料の書籍・漫画もありますが、雑誌と違いすべてが読み放題というわけではありません。
漫画で無料なのは、作品の1巻のみ無料というものや、漫画に収録されている最初の1エピソードだけが無料というものが多い印象です。
毎月ポイントが付与される!無料登録でももらえる
U-NEXTの有料会員は、毎月1日(月初め)に1,200ポイント(1ポイント = 1円)が付与されます。
無料トライアルに登録するだけでも600ポイントがもらえます。

ポイントは都度課金動画のレンタル・購入に使用できるので、無料トライアル期間も600円分までなら都度課金作品もタダで視聴できます。
ポイントは電子書籍・漫画の購入や映画館のチケットの購入にも利用可能です。
600ポイントあれば漫画1冊は無料で購入できますね。
最新作の配信開始が早い
U-NEXTは動画配信サービスのなかで、映画の最新作が配信されるのが早いです。
作品によってはDVDやブルーレイの販売・レンタルが開始されるよりも早く配信されることもあります。
新しい映画作品は見放題ではなく都度課金が多いですが、映画作品の劇場上映期間が過ぎてしまっても、いち早く視聴できるのはメリットです。
無料トライアルでもらえる600ポイントを利用して新しい映画を視聴するのもいいですが、600ポイントでは新しめの映画を完全無料で視聴できない場合も少なくありません。
準新作以下の映画であればTSUTAYA DISCAS(ツタヤディスカス)の無料お試し登録で、タダで視聴できます。
子アカウントを作れば家族4人まで同時視聴できる
1つのアカウントを契約すると、子アカウントを最大3つまで作れます。
契約したアカウントを親アカウントと呼びますが、
- 1つの親アカウント
- 3つの子アカウント
を合わせて4つのアカウントを使用できるので、家族利用に向いています。
U-NEXTの月額料金は税込2,189円なので、4つのアカウントを使うと、1人当たり約500円で使用できます。
有料会員なら毎月1,200ポイント(無料トライアルでは登録時に600ポイント)が付与されるため、さらにお得感が増します。
U-NEXTは成人男性向けの動画も配信されていますが、子アカウントでログインした場合は、そういった動画を視聴できないだけでなく、そもそも表示されないので、子どもに子アカウントを利用させる場合も安心です。
4つのアカウントを作れば、家族4人が別々の端末を用いて、それぞれ好きな動画を視聴できるわけですが、同じ動画の場合は同時視聴できません。
(お父さんとお母さんがそれぞれ別アカウントでログインしている時に、二人が同じ動画を同じタイミングで視聴できない。
後でその動画を再生した人が視聴できないということです。
視聴するタイミングをずらすか、どれか1つのアカウントで一緒に視聴するようにしましょう。
同じ動画を同じタイミングで視聴することは、滅多にないはずなので、そこまで困らないと思います。)
決済方法
U-NEXTの支払い方法は、クレジットカードやキャリア決済などから選択できます。
クレジットカード決済対応しているのは下記の通り。
- Visa
- Master Card
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブカード
デビットカードでもものによっては決済できるようです。
デビットカードを登録したい場合、そのカードを使えるか使えないかは、カード情報を入力して登録できるかどうかで判断するしかなさそうです。
私の実体験ですが、楽天銀行のVisaデビットカードなら登録できましたし、決済もできました。
楽天銀行のVisaデビットカードは入会審査なしで、16歳以上ならカードを作ることができるので、高校生や何らかの事情でクレジットカードを作れない、作りたくない人でも簡単にデビットカードを作れます。
キャリア決済は、ドコモ・au・ソフトバンクで下記の支払いが可能です。
- ドコモ払い
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて払い
「Amazon Fire TV」や「Fire TV Stick」を利用する場合は、Amazon.co.jpで支払いできます。
ほかにもプリペイドタイプの支払い方法として「U-NEXTカード」「ギフトコード」がありますが、これは無料トライアルに登録する場合は利用できないので、ご注意ください。
海外作品は字幕・吹き替えで検索できる
U-NEXTでは洋画、海外ドラマ、韓国・アジアドラマも配信されていますが、字幕や吹き替えで楽しめます。
字幕と吹き替えが両方ともある作品もあれば、どちらか片方しかない作品もあります。
片方しかない作品は、見た感じだと字幕版のみがあるものの方が多いです。
特に韓国・アジアドラマは、字幕版のみが配信されている作品の割合が多く、吹き替え版がある作品が少ないです。
動画を検索する時に「字幕あり」「吹替あり」で絞り込めるので、「字幕で観たい!」、逆に「吹き替えじゃないと嫌!」という場合に検索しやすくて便利です。
動画をダウンロードしてオフライン再生できる

携帯電話で視聴する場合に気になるのが、動画のデータ通信量です。
携帯電話のプランによっては、ストリーミング再生で長時間視聴することで、データ通信料が膨大になることや、通信速度制限をかけられてしまうことが心配になるのではないでしょうか。
そんなときに、便利なのがダウンロード機能です。
あらかじめWi-Fi環境を利用できる自宅などで動画をスマートフォンにダウンロードしておけば、外出先でもデータ通信量を気にせずに動画を視聴することができます。
スマートフォン用のU-NEXTアプリでは、動画のダウンロードができます。
スマートフォン用ブラウザやパソコンではダウンロード機能は使えません。
ダウンロードした動画の保存先は、スマートフォンの内部ストレージのほか、SDカードに変更することもできます。
保存先の容量に空きがある限り、ダウンロード本数に限りはありません。
ちなみにダウンロードした動画の視聴期限は作品によって異なりますが、ダウンロード開始時点から最長48時間。
画質はフルHDに対応
U-NEXTの画質は悪いかというとそんなことはなく、フルHD(1080p)に対応しています。
フルHDは、ブルーレイと同じぐらいの画質。
また、一部の配信動画は、4Kに対応しています。
動画配信サービスの中には、HD(720p)に対応している動画が一部のみというところもあるので、U-NEXTの画質は比較的高いといえます。
再生速度の変更はスマフォでもパソコンでも可能

U-NEXTでは、スマートフォンでもパソコンでも、動画の再生速度を下記の速さで変更できます。
- 0.6倍速
- 1.0倍速
- 1.4倍速
- 1.8倍速
動画配信サービスのなかには、再生速度を変更できても「スマートフォンだけでしか変更できない」「パソコンだけでしか変更できない」というところもありますが、どちらでも変更できるのは嬉しいです。
早送り(スキップ)・巻き戻し機能あり

再生中の動画を
- 30秒早送り(スキップ)
- 10秒巻き戻し
できるので、動画のオープニングやエンディングをスキップしたり、ながら作業をしていて見逃したところがあっても手軽に戻れます。
以上のことを踏まえて、U-NEXTのメリット・デメリットを整理します。
U-NEXTのメリット
- 配信作品数が多い
- 新作映画の配信が早い
- 高画質で動画視聴できる
- 4人まで同時視聴が可能
- 雑誌読み放題
- 韓国ドラマが多め
- 成人男性向け動画が見放題配信されている
- 決済方法の選択肢が多め
- 動画をダウンロードできる
- 早送り・巻き戻し機能がある
- 倍速再生できる
- 無料トライアルに登録するだけで600ポイントもらえる
- ポイントは都度課金動画だけでなく電子書籍・漫画や映画館チケットに使える
- 対応機種が多い
U-NEXTのデメリット
- 月額料金が高め
- 韓国・アジア系以外の海外ドラマが少なめ
韓国・アジア系外の海外ドラマをたくさん視聴したいならHuluがおすすめです。